暦と養生:冨田貴史

暦と養生 ~メグリとメグミの中を生きていく~【秋分】

※本講座を収録した2015年秋分は、五運六気でいうと【金運不及】という年でしたが、2020年は【金運大過】です。
このほか、日の出日の入りの時間などのデータに多少の違いがありますことをご了承ください。
2020年の金運大過について、ツルガ薬局さんのBlog記事を見つけましたので転機しておきます♪
http://blog.tsurugayakkyoku.com/?eid=171
・・・・・・・

春分・秋分をはさんで前後7日間のことを『お彼岸』と呼びますが、
この大切な節目には、春分から歩んで来た ”180度” の道のりを振り返り、
これから訪れる新たな “180度” に想いを馳せるのにとても有意義な時間です。

『あなたは何者で、何を大切にしていて、どう生きようとしていますか?』

というひとりひとりのあり方が、
よりいっそう問われる時代に入ったことを実感していると語られる冨田さん。

暦とともに生きるということは、主体性を持って日々を生きること。
そして、自分たちが生きている時間・空間を立体的にとらえる目を養うこと。

自分の外側で慌ただしく起きている出来事に振り回されがちな日常ですが、
少しひと呼吸をおいて、この秋分weekは自分の感性を良く見つめ、

『自分の感性はなにを喜ぶのか?』
というところを丁寧に見つめ直しながら、
怒りや嘆きも含めて、自分の感性を大事にする時間を過ごしてみましょう。

 

◎節目を意識することで、動き続ける自分たちにアクセントをつけていく。

◎すべての生命は、光を浴びている時間の変化とともに心も体も変化するもの。

◎【お彼岸】は、未来と過去に同時に思いをはせる大切な時。

◎西方浄土とつながる意識とは?

◎『自分という人間は何を根拠に生きているのか?』が問われる時代。

◎どんなカリスマにもリーダーにも、ついていかないほうがいい。

◎現代人は【感性】よりも【知性】を優先しがち。

◎『ストレス』を娯楽でごまかさない。

 

秋分のワーク:この彼岸の期間中は是非、朝日と日没を見てみましょう。

※以下には、2017年に頂いた冨田さんからのメッセージも追記してあります☆
いつかまた冨田さんの新しい講座も録りたいなあと思っている2020年秋です^^。

 

・・・・冨田さんからのメッセージ・・・・


2017年も秋の彼岸を迎えました。
秋は飽きるという言葉とつながっていて、芸術や体づくりなど、
やりたいことを”飽きるまで”やりきる時期とも言われています。

今、SNSを中心に情報が溢れています。

「知っている事は増えたけど・・」という感覚や「やらなきゃいけないことが増えた気がする」
といった感覚を持っている人も増えてきているのではないでしょうか。

ひとつのことを、じっくり。
そのような時間を持つことの大切さを思います。

本当に心からやりたいことを見つけたら、それがなんであれ
「やりたい」と思える間、ずっとそれをやり続けて
「もうじゅうぶん」というきもちが生まれる時を迎える。

それが飽和する、飽きるという、いわば「結実」「結晶化」の時だったりします。

なにかひとつでも、やりたいことをじゅうぶんやって、満喫して、
そして冬は来年に備えて充電をする。

秋は「金」の季節でもあります。
鉄や銅、金や水晶が結晶化するように、
柿や栗といった美しい果実を実らせるように、
心身や身辺を磨き清めるようなイメージで過ごすことをおすすめします。

大事なことを、焦らず、じっくり、磨くように。
僕はそんな感覚を大事にしようと思っています。

ともによい秋をすごしていきましょう◎

2017年 秋分 冨田貴史

2020-09-22 | Posted in 暦と養生:冨田貴史No Comments » 
Comment





Comment